玉ねぎのあれは目にしみる。

〝考え厨〟の頭の中のキロク。

短所を改善する為の努力はやめましょう!

こんばんは、urarieです。

 

 

今日はタイトルの通り、

「短所を改善する為の努力はやめましょう!」

という話をしたいと思います。

 

 

 

何を隠そう、私がその努力をしてしまい、後悔しているからです。(ドヤ!)

 

 

努力出来るって素晴らしいことですよね。

でも、努力の方向を間違えると、とってもコスパが悪いんです!

 

 

成績表に例えると、

国語が100点、数理社が80点、英語だけ40点の成績だった場合、あなたは次のテストに向けて何を勉強しますか?

 

 総合点、平均点を上げる為にも、英語の勉強に力を入れる様にしないでしょうか?

 

 

 学生時代の「学力」という視点では、それがきっと正しいと思います。

 

けれど、社会における「個人の能力」という視点では、総合点を高める必要はないと思っています。先ほどの例でいうと、既に100満点の国語の勉強をさらに深めて、その道のプロフェッショナルになれる人間の方が活躍できると私は思っています。

 

 

オールラウンダープレイヤーとして何でもこなせる、全てが平均点以上の人も素晴らしいです。ですが、例えばPCの具合が悪くなったりした時に頼りになるのは、PCマニアではないですか?

 

能力値がガタガタでも、ある分野に関しては能力が突出しているという人は、とても魅力的だと私は感じますし、憧れます。

 

(この記事を読んで下さっているアナタは「何オタク」さんなんだろう・・・?気になります。)

 

 

 

「苦手な事を克服する為の努力」「長所を活かす為の努力」

 

 

同じだけ時間と手間をかけたとしても、伸び率が全然違います。

 

数字で例えると…

苦手(0.5) × 100時間の努力 = 到達点20

得意(1.5) × 100時間の努力 = 到達点150

 

同じ時間をかけたとしても、苦手な事は20の能力しか開花しないけど、得意な事であれば150の能力が開花する!そんなイメージです。

 

 

 

私の、後悔している具体例で話しますね。

 

 

 

私は新卒で人材広告会社の営業をしていました。簡単に言うと、中途採用募集をかける企業に、人材募集の求人広告を出してもらう為の営業です。

 

(この仕事の話はまた別の記事で詳しく書きたいな、と思っています。)

 

 

「営業職」= 一番潰しが効くビジネススキルがつくから、修行の意味で最初にやるのがいいだろう、私苦手そうだけど。(市場価値が高まる様な基本的なビジネススキルをここで磨いて、それから転職しようと思っていました。)

 

という気持ちで就職してしまったのです。

 

 

要は、苦手な部分を克服しようという気持ちで選んだ道ですが、当然その後苦手な事を一生懸命伸ばす為の努力を強いられた訳です。

 

 

当時の私が、営業職の何が苦手だったかというと、

・頭で考えるより、行動量を多くする方が結果が出やすい事

・正直でいられない事(例:顧客に対して、それならA社(競合他社)の商品の方がよさそうですよ!とか普通に言いたい人。)

等が特に苦手でした。

 

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(※補足)

ちなみに営業職といっても、

新規開拓系営業なのか反響営業なのか、ルート営業なのか、はたまた業種(メーカー系の有形商品を扱う or 無形サービスを扱う)によっても、求められる能力は様々ですので、一概に営業はこう!とは言えません。

 

私のやってた営業は、新規開拓7:既存深耕3くらいのパワーバランスを求められていました。そして無形サービスの為、ソリューション営業スタイルといって、商品のスペックの良し悪しで戦う以上に、各営業の提案力がモノをいう様な営業スタイルでした。

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自分で選んだはずの道でしたが…、まぁ会社に行くのが毎日楽しくなかったです(涙)。

そりゃそうですよね、会社に常に自分の苦手な仕事が待っているんですから…(笑)。

 

 

 

 

そして、そこから転職を2回重ねていますが、今の仕事では短所を改善する努力を要求されるよりも、私の長所を活かした業務をさせて頂く機会が多い環境なのです、有り難い事に。(詳しい事はまた別の記事で書きますね!)

 

 

長所を活かして仕事をする事は、難しい事に挑戦する為に努力が必要な時でも、もはや「努力」と自分では思わないんですよね。

 

「自然と知識を深めてしまう」

「気になるから無意識にやってしまう」

「その過程をしんどいと思っていないから“努力している”という感覚があまりない」

 

(※長所は、捉え方によっては短所にもなります。また、長所とは「好き」「得意」等の意味を複合した考え方とも捉えられます。その辺りの概念についてここで説明し出すと長くなるので、こちらもまた別の記事で話したいと思います。別記事に書きたい事が沢山ありすぎますね。笑汗)

 

 

 

ここでいう私の長所の具体例を言うと、

 

・新しい仕組みやシステムの導入に抵抗が無い。(⇔伝統を軽視しがち、という短所の裏返し)

・常に効率的な方法を考えて取り入れている。(⇔面倒臭がり、という短所の裏返し)

 

こういったところです。

 

 

大した長所ではないのですが、偶然にも入社時に同じチームにこういうタイプの方がいなくて、私がそういう役回りになる事が多かったのです。その時には自分にこういった長所があると、ハッキリと言えるほど気付いていなかったです。

 

 

ただ、そういう業務を引き受ける機会が増えても苦に感じなかったり、そういう業務が回ってくると「お!きた!(嬉)」と思えている自分がいる事に気が付きました。

 

苦に感じない「努力」なので、成果が出やすい。

成果が出ると、またそういった役割がまわってきやすい。

さらに経験値が増えていくので、また長所が伸びていく。

能力が高まると、さらに苦に感じない。

 

というプラススパイラルに入っていく事を体感しました。

 

 

※余談:ただ、残念な事に、この長所は私の本業とは直接的には関係が無いのが惜しいところなのです・・・(涙)

 

 

前述した「苦手な事を克服する為の努力」をしている時は会社に行くのが凄く憂鬱だったのですが、「長所を活かす為のさらなる努力」をしている時は会社に行くのが楽しみにすらなりました。

 

 

※余談:もう一度言いますが、この長所は私の本業とは直接的には関係が無いのが残念なところなのです・・・(涙涙)

 

 

短所が数えきれないくらいあるのですが(涙)、ほんの少しの長所でもそこがぐんぐん伸ばされている事で、存在価値が生まれてきたのです。

 

私は昔から、「総合点を高めないと!」とか「これが苦手だから頑張らないと!」などと思ってしまうタイプでしたので、貴重な体験でもありました。

 

 

 

 

私は「働き方」に対して熱い想いがあるので、仕事を例に話しましたが、恋愛や趣味等、全ての事柄においても全く同じ事が言えると思っています。

 

 

 

今、ご自身の短所にばかり目がいってしまっていて、「こういう所直さないとな…」と落ち込んでいる方がいらっしゃれば、ちょっと待ったーー!!

 

 

本当にその短所を改善する努力がベストな方法ですか?

あなたの長所は何ですか?それを活かして解決する事は出来ないですか?

そんな風に問いかけたいです。

 

 

 

※余談:冒頭に成績表の例え話を出しましたが、学生時代に総合点で優劣をつける仕組みは、競争性や公平性の点などから良い面も勿論ありますが、個性に気付きづらいなどのマイナス面もやや隠れているのではないかと感じています。

 

 

最後に。

 

短所が無い人間なんてこの世に一人として存在しません(いや、本当に絶っっ対一人もいないと思っています!)。

もしあなたがご自分の短所に今凄く悩んでいたとしても、大丈夫です。

それはまだあなた自身があなたの長所、個性を見つけてあげられていないだけです。

影はあって当然。でも光が見えたら、影が気にならなくなるかもですよ。

あなたが優しい気持ちであなただけの光を見つけられます様に。

ガタガタの自分を愛せます様に。

 

 

 

*おやすみなさい*