こんにちは、urarie(うらりえ)です。
さて、本日は
「お金儲けは卑しい事だと思わなくて大丈夫」
という話をしたいと思います。
「働き方」を考える際に、切っても切れない大事な要素。
そう、それが「お金」です。
この仕事をする事でどれだけの収入が得られるのか?
生活が出来るのか?
安定しているのか?
誰でも考えますよね。
だけど「お金儲け=卑しいこと」というイメージが、少なからず世の中にはあると思います。
「もう少しお給料が欲しいな」と思う事は卑しい事なのでしょうか?
「これだけ頑張ったのにこのお金じゃ割に合わない」と思う事は悪い事なのでしょうか?
今日はそんなお話をしていきたいと思います。
▼ 目次 ▼
- 1.「お金儲けは卑しい事?悪い事?」と思った時にまずして頂きたい事
- 2.私が営業時代、「売上目標」という言葉に嫌悪感を抱いていたという体験談
- 3.営業職じゃなくても大丈夫!お金の概念を変えたい方にオススメの本の紹介
1.「お金儲けは卑しい事?悪い事?」と思った時にまずして頂きたい事
そう思った時には、
「お金」という言葉を「ありがとう」に置き換えてもう一度よく考えてみて下さい。
「もう少しお給料ありがとうが欲しいな」
「これだけ頑張ったのにこのお金ありがとうじゃ割に合わない」
何を言ってんだ!?私はありがとうじゃなくてお金が欲しいんだ!と思われた方。
もう一度、「お金」を「ありがとう」に置き換えてじっくり考えてみて下さい(迫)
うっすらとイメージがつきやすくなったのではないかと思うのですが、
お金を頂く事=誰かがあなたにとって「ありがとう」と思っている証なのです。
会社員やアルバイト・パート等のお仕事をされている方にとって一番身近なお給料だって、「〇〇という仕事をしてくれてありがとう」がお金という共通価値に置き換えられているだけです。
お金を稼ぐ=ありがとうを稼ぐ、という感覚を持っておくことで、お金を卑しい物だと思わないで欲しい、という話をしたいです。
2.私が営業時代、「売上目標」という言葉に嫌悪感を抱いていたという体験談
「お金=お給料」というのがイメージされやすいですが、
営業や販売職等に就かれている方からしたら「売上目標数字」は身近なお金の存在ですよね。
昨日の記事にもチラッと書いたのですが、私は新卒で入った会社で求人広告の営業をしていました(私は中途採用部門で転職者用の求人広告を担当)。
実はその時に(年齢で言うと20代前半)、お金の事を考えたり、売上目標を細かく立てる事が卑しい事の様な気がして、とても悩んだ時期があったのです。
特に社内でのどんな話が卑しく感じて嫌だったかというと、
「採用予算が他社より多いA社なら、客単価もう少し上げれられるんじゃない?」
「売上目標が未達になりそうだから、客数増やす為に新規開拓するぞ」
「今月の売上目標120%達成してインセンティブ(ボーナス)貰ってブランドのバッグ買うぞー!」
こんな会話達です。
当時、まだ若かった私は、
「そんなお客さんを金づるみたいな言い方するなんて・・・」とか、
「会社からのお給料を私利私欲の肥やしにする事を大きな声で言わなくても・・・」
とか思っていました。
でもお金を頂かないと、ただのボランティアだよ?とシレッと言う上司や先輩の言う事を頭では分かりつつも、何となくしっくり来ていなかったのです。
毎日の営業活動に違和感を感じながらも、毎月売上目標数字が迫ってくる現実が苦しくて辛くて悩んでいた時(当然売上目標は未達成という事態が続いていました)に、当時の上司がこう言ってくれました。
「お前が自信を持ってクライアントに紹介出来るサービスを、1つで良いから見つけろ。そしたら、売上目標とか一旦気にせず、そのサービスだけでもいい、全力でお前の言葉でクライアントに紹介してみな。」
そう言われて、真っ先に思い浮かんだサービスが、メイン商材の求人広告ではなくて、オプションサービスである「適性検査テスト」でした。
(今思えば、自己理解の重要性を熱く語る私の軸は、この頃からあったんだなぁ~と思いました。)
せっかく新しい人が会社に入ってきたとしても、会社に合わずしばらくして辞めてしまう事になったら、転職者、会社側、どちらにとってもそれは不幸な結末です。
そういう悲しい事態を少しでもなくしたい!と思った時に、助けになると心から思ったのが「適性検査テスト」でした。
履歴書上、営業経験が仮に5年あったとしても、実は対人コミュニケーションをストレスに感じている人もいます。
この仕事はこんな人が向いている!と人事が思っていても、実際その職場で活躍している人の適性を検査したら、全く違う傾向の人たちが活躍しているというケースもあります。
そういった不幸なミスマッチを防ぐ為にも、転職者の特性、会社の特性を客観的に捉える事が出来るツール。初期投資はかかってしまいますが、長い目で見るとミスマッチを防ぐ事が出来、求人をかける回数が抑えられる為、御社の為になるはずです!!
心の底からそう思っていたので、適性検査テストの紹介だけは、どの会社にもくまなくしたいと思いましたし、自信を持って紹介する事が出来ました。
そして、私の熱量を受けて、適性検査テストを試しに使ってみたい、と言って下さるクライアントが少しずつ現れ始め、ぼろぼろっとテストが売れる様になっていきました。
テストを買って下さった人事の方から、後に嬉しいお言葉も頂く様になりました。
「採用しても人が辞めてしまう部署があり困っていたが、テストのお陰で活躍できる社員の傾向を少し勘違いしていたと気付けました。」
「urarieさんのお陰で、面接下手な現場の人間にも一種の採用基準が出来た様でうまくいく様になりました。有難うございます。」
私、クライアントの役に立てたんだ~・・・と、とても嬉しく感じました(涙)。
そしてしばらくすると、テストをご購入頂いた会社からのリピート受注が一気に入る様になりました。
「他の部署でも活躍する社員の傾向を見てみたいと社長に言ったらOKして貰えたので、まとめ買いをしたいです。」
「来週また中途採用の面接があるので、追加でテスト購入出来ますか?面接時にはテストを受けて頂く事がもはや常識になりつつあるんです(笑)」
それはもう本当にめちゃめちゃ嬉しかったです・・・(涙)。
数か月後には、営業成績が未達成続きだった私は、部内で「テストの女王」と呼ばれる事になりました。(何だかゴッツイ名前ですね。笑)
そして、適性検査テストの売上数字のお陰で、毎月の目標数字を達成できる様になりました。
この成功体験のお陰で、私の中での「お金」の概念が180°ガラリと変わりました。
お金を稼ごう!と思って動くのではなく、
この人の役に立ちたい!という気持ち・行動の結果としてお金が付いてくる、
という考え方になりました。
あの時、「売上目標を気にせず、お前が自信を持って紹介出来るサービスに集中してみろ!」と助言をして下さった上司に、本当に感謝です。
売上目標が達成出来た安心よりも、「お金」がポジティブな物だと考えられる様になった事に本当に救われました。
3.営業職じゃなくても大丈夫!お金の概念を変えたい方にオススメの本の紹介
そして丁度その時読んでいた本があります。
その本にも同じ様な事が書かれていました。
その本を仕事の外回り途中でランチをしながら読み、「そう、これ!私が悩んでいた事!それから今感じている事!」と強く共感し、読みながら涙が出て来てしまったんです。
(一人でランチをしていたので、絶対に変な人だと周りの人に思われていたと思います…(苦笑)。)
その本がこちら、
『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』著者:喜多川泰さん
【働く事の意味を見つめ直す本】と帯にも書かれていますが、働く事に悩んでいる人もそうでない人も、そして、お金儲けを卑しい事・悪い事と感じてしまった事がある人も、多くの方に読んで頂きたい書籍です。
心があったかくて優しい「手紙屋」さんが、あなたの悩みをゆっくりと溶かしてくれると思います。
本って、新しい気付きを与えてくれる良さも勿論あるのですが、
既に何となく自分の中に答えがある物を、気持ちいいくらいにしっくりとくる言葉で代わりに言語化してくれるツールでもあると思うのです。
私の場合、この本はそういう存在でした。
著者の喜多川さんには、感謝です。
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ここまで色々書いてきましたが、結論、
お金儲けは決して卑しい事ではありません。
ただし、「お金」は「ありがとう」を有形にした物なので、
相手の方がありがとうと思って下さる様な行動なくして勝手にお金が増えるという事はないのかもしれませんね。
今日もこの記事を読んで下さった方の心が少しでも軽くなれば嬉しいです。
それでは今日はこの辺りで。
*urarie/うらりえ*