玉ねぎのあれは目にしみる。

〝考え厨〟の頭の中のキロク。

好きと得意、どちらを優先して仕事を選ぶべき?

「自分らしく生きる・働くとは?」を体当たりで模索中!

その奮闘ぶりをリアルに発信する事で同じ気持ちで悩む人たちの背中を押せる存在になりたい、そう思っているurarieです。

 

 

今回のテーマは、私も過去めちゃめちゃググった経験ありです。笑

 

「好き」と「得意」どちらを優先して仕事を選ぶべきか?

 

この件についてお話ししたいと思います。

 

 

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▼ 目次 ▼

 

1.結論、どっちでもいい。ただ条件がある。

 はい、いきなり結論出ましたが。

 

いやこれもうほんとに「どっちでもいい」。

 

投げやりになってるんじゃないです。

 

 

私自身、自分らしく生きる為に、このままでは頭爆発するんじゃないかってくらい、めちゃめちゃに悩みましたし、ここに関しては行動し続けて検証してきました、この10年間。

 

転職も2回経験しております。

 

人材業界にも身を置き、業界問わず、誰もが知ってる大きな会社から中小零細企業まで100社以上の会社で、実際に働く人達にインタビューもしてきました。

 

 

こんな人には是非最後までこの記事を読んで頂きたいです。

  • 仕事にしたい程の好きな事が何なのか分からない。
  • 得意な事がある気がするけど、もっと凄い人はいるしなぁ…と一歩引いてしまう。
  • 今の仕事に違和感はあるけど、転職する程でもないなぁ。でも違和感。

 

 

こんな風に感じた事がある人は、

自分の「好き」と「得意」、それを活かした「自分らしい働き方」について考えたこともあるのではないでしょうか?

 

 

もう一度言います。

 

好きと得意、どちらを優先して仕事を選ぶのが正解かと言うと「どっちでもいい」。

 

ただ条件があります。

「どっちでもいい。ただ、全力で取り組め」

 

 

その理由を解説していきます。

 

 

2.行動していない段階では不確定要素が多すぎるから。

人は「成長する生き物」。

つまり、考え方も好きな事も得意な事も、全て少しずつ、だけど確実に変化していくのです。

 

 

何となくその流れを言葉にしてみるとこんな感じ。

 

  1. 想像期:自分らしさを過去と記憶から探そうとして想像だけしている時期。
  2. 挑戦期:はっきり答えは分からないけど一歩ずつ進めてみている時期。
  3. 発見期:やってみて初めて気付く時期。
  4. 修正期:体感出来た事実や感覚を基に軌道修正する時期。

 

「挑戦期」。ここで少しずつ自分自身に変化が起きるのがポイントです。

 

 

「好き」の入口から入った人でも、やっている内に「得意」になる事だってある。

「得意」の入口から入った人でも、やっている内に「好き」になる事だってある。

 

反対に、

「好き」だからやってみたが、そんなに好きじゃなかったのかもと思う事もある。

「得意」と思っていたが、そんなに得意じゃなかったのかもと思う事もある。

 

あと番外編でこんなのもある。

仕事は「好き」だし「得意」だけど、この会社が嫌!

好きで得意な仕事がメインだけど、この部分はどうも好きじゃないんだよなぁ。

同僚や得意先にめちゃめちゃストレスフルな人がいる!

 

 

挑戦してみた結果が「自分の発見(期)」に繋がっていくのです。

 

 

結局、不確定要素が多すぎるんです。

 

自分の中の確定要素と思っていた事ですら、成長や気付きによって変化する。

自分以外の不確定要素(例:会社の同僚や取引先など)も多々ある。

 

 

そんな「やってみないと分からんことだらけ」の事を、やってみる前から100%相性バッチリな選択を選び取る事はハッキリ言って無理です。

 

 

ある程度、1:想像期でしっかり自分と対話が出来たら(※この過程飛ばしたらそもそも論外です)

勇気を持って2:挑戦期へ。

あれ、何か違うぞ?と思ったら、3:発見期に順調にステップアップしてるのでOK。

(違和感なければひとまずその選択は今のあなたに合っていたという事でOK。)

そこからしっかり4:修正期に突入していきましょう。

 

 

この『4:修正期』ってサラッと書いてしまいましたが、

このフェーズが一番パワー使ってしんどいです(断言)

 

 

ここめっちゃしんどいし、一人で立ち向かうのきつかったりすると思うので、

また改めて別記事に書きます、しっかりと。

 

(※修正期突入してて絶賛めっちゃしんどいよ!何で別記事やねん!!となった方がいましたら、よければTwitterで個別メッセージ下さい。お話聞きたいです。)

玉ねぎTwitterはコチラ➡@tamanegi_no_are

 

 

 

はい、ちょっと話が逸れてしまいましたが。

 

 

前述しましたが、もう1つ大切なこと。

それが「合ってるか分からなくても全力で取り組め」という事。

 

 

先に断っておきます。

 

別にいいんです。「自分らしく生きたい」「自分らしく働きたい」とかそもそも大事にしていない人は全力で取り組まなくて。

 

「楽に生きたい」「今のままでいい」そういう価値観も勿論大事です。

人それぞれ自分の理想の在り方は違いますから当然です。

 

 

そうじゃない人は続き、いきますね。

 

 

「2:挑戦期」で全力で取り組まないと「3:発見期」で正しい『自分らしさ』に辿り着かないです。

 

 

全力で取り組んだ人だけ、

成長に伴い「好き」と「得意」が変化しつつもちゃーんと見えてきます。

そして自分らしさに近付く大切な価値観とか信念みたいなものにも出会えます。

 

 

 

ただ、注意してほしいのが、

「全力=無理をする事」ではないってこと。もうこれは全然違う。

 

人間はほんとによく出来ていて、もうほんとに無理だよー!ってなったら、あなたの身体にしっかりサインを出してきてくれます。それはしっかりキャッチしてあげて下さい。

 

身体は資本。身体や心がぺちゃんこになっちゃったら、何も出来ない。

 

ここの線引きだけは、判断に迷う時もあると思うけど、大切にして下さいね。

 

 

 

 3.筆者の経験談。やりたい事or出来る事or大切にしている事?

◎具体的なエピソード

先程もチラリと書きましたが、ちなみに筆者は2回の転職を行い、3社の会社を経験しております。大学在学中に就職活動を行い、大卒後そのまま社会に出て3社です。

 

仕事に対しては、割と真剣に取り組みたいタイプですが、プライベートが圧迫されると大変ストレスに感じるタイプでございます。要は、やる気がない事はないけど、一般的な人間です(笑)

 

 

そんな私がどういう選択基準で3社を渡り歩いたのか?

 

 

物凄くざっくりとまとめると、

1社目・2社目の選択基準と、3社目の選択基準で大きく違う点があります。

 

 

1社目(新卒で入社した会社)と2社目(初めての転職先)の時代は、とにかくやりたい事探しの沼にはまっていました。

 

 

1社目を選んだ時は「やりたい事が分からない」状態。

分からないから、3年後に転職する事ありきで入社。3年の間で、転職市場で売れる人間になろうと思っていました。

 

 

2社目を選んだ時は「やりたい事は相変わらず分からないけれど、挑戦しなかったら後悔するであろう仕事をしておこう」という感じでした。

これでハマればラッキー。ハマらなかったとしても選択肢を一つ潰せるからOK。

でも本音は、もう転職したくない。

 

 

1社目も2社目も「自分が何をやりたいのか?」ばかりに囚われていました。

 

 

結局、もう転職はしたくなかったですが、2社目も退職する事になりました。

正直しんどかったです・・・。何選んだらええねん・・・ってなってました。

 

 

そして3社目の選択基準ですが、紆余曲折あり、ガラリと変わりました。

 

 

「何がやりたいか?」ではなく「何が出来るか?」だけを考えました。

「何が出来るか?」って今思えば「自分の得意」を考えていたんですね。

 

 

でも結局これも自信が無かった。

自分目線の得意なんて、他の人から見たら大した事ないんじゃないの・・・?って。

 

 

そんな時に出会った3社目。

会社説明会に参加して気付いたんです。

 

「何がやりたいか?」でもなくて「何が出来るか?」でもなくて、

「何を大切にしたいか?」という大事な選択基準がある事に。

 

 

経営者と会社のスタンスが好きと感じ、共感出来た。

私が言葉に出来なかった「大切にしたい事」を大切にしている会社だった。

具体的には“人”を大事にしていた。社員とその家族と、その次にお客様。

 

 

だから、どの部署を希望しますか?と聞かれた時に、「どこでもいいです。この会社に入れたら。」と答えた時から今7年経ちました。

 

 

長くなりました。

出て来た3つのキーワードでまとめますね。

 

 

◎基準1「何がやりたいか?」の勘違い感(※会社員の場合)

大前提として、会社員=雇われの身という働き方なのであれば「何がやりたいか?」という視点は、間違えではありませんが、会社の構造というものを勘違いしている可能性が高いです。

 

会社というのはそもそも「その会社の創業者、社長がビジネスとしてやりたい事」を実現するグループです。「あなたのやりたい事」を実現する為のグループではありません。

 

あなたのやりたい事をさせて貰うには、逆にあなたがお金を払うぐらいなんです。

習い事じゃないんだから。

(例外として、あなたのやりたい事=あなたがめちゃめちゃ得意な事、であればちょっと違いますけどね。)

 

 

でも、絶対に伝えたい事。それは、この話は「会社員」の場合の話。

自分の仕事であれば、逆にこの「あなたがやりたい事・実現したい事」が一番大切な軸になってきます。一番大事です。

 

 

 

◎基準2「何が出来るか?」は考えて当たり前

自分がある会社の社長だと考えて下さい。

その会社はあなたにとって、とても大切な会社。ビジネス。潰す訳にはいきません。

 

 

出来る事なら、社長一人でやる方がそのビジネスのクオリティを高く保ち続けられます。でもそれってすぐ限界迎えます。だから人を雇う。

 

人を雇うなら、当然、自分の分身みたいな社員ばっかりがいい。信頼出来て、仕事も出来る人、価値観にも1mmのズレも無い人ばかり集めたい。

でもそれも難しい。事業が大きくなればなるほどに難しい。

 

だから仕方なく、業務を細切れにして、色んな人を雇っているのです。

大体の人はその内の一人。

 

 

社員が増えれば増える程、社長自身の目が直接行き届かなくなり、統率を取るのもかなり難しくなるけど致し方なし。

あと、単純に人件費って一番高いんですよね、固定費の中で。だけど致し方なし。

 

 

 

要は、社長のやりたい事を実現する為に「あなたの出来る事」を労働力として提供して、その対価としてお給料を貰う、という構図な訳です。

 

 

だからよく言う「義務も果たさず権利を主張するアカン奴」みたいな言葉は、そういうところからです。

 

 

◎基準3「大切にしたい事」は大事だが実現率はまちまちという現実

「大切にしたい事」というのは俗にいう「経営理念」ってやつです。

社長がそのビジネスを継続していく上で、守り続けたい信念、大切にしたい価値観。

 

社長が、ですよ。

 

そこに共感出来たら、社長と、しいては会社とあなたは同じ方向を向いているという事です。

 

 

ただし現実はそう甘くはない(ドキリ…)

 

先程も述べた通り、社員が増えれば増えるほど、社長の目が直接末端の現場まで行き届かなくなってしまうのは往々にしてあり得る話。社長も暇ではないですからね。

 

だから、各部の部長や、各チームの責任者といったキーマンがどれだけこの経営理念を落とし込んだチーム運営をしているかどうかで、そのチーム下のメンバーの運命は決まります。

 

そしてこの点は意外と中途採用の面接では悲しいながら見えづらい部分でもあります。

 

 

「結局、一緒に働く人と合うかよね?」みたいな話をよく聞きますが、本来の社長色なんてものは消えかけ、現場のチームごとにカラーが出来てしまっている。

経営理念は階層が増えれば増える程薄まる現実。これは理解しておくべき。

 

(ただし、近年は競合との競争に勝つ為にも、この経営理念を社員にいかに浸透させるかを大事にしている会社も増えています。)

 

 

 

◎まとめ:会社員としての心得と、個人事業主としての心得は違う。
  • 「何がやりたいか?」
  • 「何が出来るか?」
  • 「何を大切にしたいか?」

 

この3つの基準は「自分らしく働く」上では非常に大事な3つの基準。

 

でも会社員として働くなら意味合いが変わってきます。

 

 

世の中には「やりたい事を仕事にしよう!!」という言葉が気軽に飛び交い過ぎだと私は懸念しています。特にまだ社会にも出ていない若い世代に「やりたい事を仕事にするのが正義」という風に煽るのはいかがなものかと思っています。

 

個人で事業をしていく人には絶対的に大事な基準ではありますが、これから会社員として仕事をしようと思っている人が、この基準を強く持ちすぎると結構なズレが出て来てしまうんではないか、と。

 

 

現に、私も若い頃は「やりたい事」と「待遇」の折り合いがつかずにしんどい思いもしました。

 

 

でも、だからといって、会社員だから「やりたい事」という基準を捨てろ、という意味でもありません。会社に貢献もしつつ(=義務を果たしつつ)、あなたはあなたでやりたい事を仕事の中で実現出来れば、それはそれで幸せだし、やりがいもあります。

 

 

要は、会社員という立場や会社の構造がどういったものかきちんと理解した上で、どう動くのか、という点です。

 

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4.そもそも転職や、ましてや起業なんて自分には出来ないよ…という方へ

これまでの私の話をざっくりと雑にまとめると、

 

  • 仕事選びの基準は「好き」でも「得意」でもどっちでもいいよ。いつだってその選んだ道で全力ならね、ちゃんと向き合うのならね。
  • 途中で何か違和感あったら軌道修正したらいいだけやし。

 

・・・こんな感じでしたね!雑過ぎるまとめですが(笑)

 

 

ここで突っ込みが入りそうなのが、

「いや、軌道修正ってそんな簡単に言うけど、会社員なら転職か起業でしょ?元々自分で仕事してる人なら事業変えるとかそういう事!?そんな簡単な事ちゃうんですけど!!」

と言われそうです。

 

いや当然ですよね。そこそこリスクありますもんね、実際・・・。

 

 

そんなあなたに言える事があるとするならば、

「迷いが出てきたらスピードをゆるめてみよう」という事です。

 

軌道修正の話は先程も書いた通り、ボリュームが凄い事になるので、また別記事にする予定です。

 

だから今日は一言だけ。

「迷いが出てきたらスピードをゆるめてみましょう」

 

 

要は、軌道修正する為の時間をつくるんです。

  • 私は何に違和感を感じているのか?
  • その違和感は何が解消されれば消えるのか?
  • そもそも大層な軌道修正が必要なのか?
  • 今いる環境で軌道修正が出来ないのか?

 

そういう事を考える時間と、実際に試しで行動する時間が必要になってきます。

 

前述した4:修正期と、1:想像期のサイクルに同時に入っている様なものなので。

 

 

 

これ簡単に言うけどめちゃめちゃパワーいります。

だから、可能なのであればスピードをゆるめて、余力を「つくる」んです。

 

トップスピードのまま急カーブ入ったら事故ります。

身体と心は資本ですしね。

 

 

転職?起業?別事業展開?はたまた無職へ?

そんな大きな決断をいきなりしなくていいです、修正期なんですから。

決断期じゃないです。

 

 

だからそんなに不安にならなくても大丈夫。

 

 

極論、修正期ぶっ飛ばして、決断期いきなり突入したとしても99%死なないから大丈夫です(笑)私が実証済み。

 

命さえあれば、何度でもやり直せる。

 

その為にも何度も言っていますが、身体は資本だから大事にして下さい。

これだけは絶対大事にして下さい。

 

 

5.結局、「好き」と「得意」はどちらを優先して選んでもOK!全力で取り組みさえすれば。

色々書いてきましたが、最終的に私が伝えたいのはこれだけです(笑)

 

入口がどっちかだけの話です。全力で取り組めば、何かしろの成長があって、何かしろの気付きがあって、何かしろ軌道修正したくなるものです。

↑ 一気に雑になってすみません(笑)

 

 

そもそも「好き」と「得意」も全くなーーんにも1mmも分かんない!って人がいても、大丈夫。

 

私と一緒にこのブログを通して、玉ねぎのあれは目にしみるけど(※注:ブログタイトルです)、飴色玉ねぎ目指して、丁寧に自分と対話していきましょう!

 

 

でも何となくこれは好き、とかは皆実は既に持っていると思うんだけど・・・★

 

 

 

長くなってしまいました。

 

*おしまい*

 

 

P.S.

以下念の為補足。

 

■補足①:入口はどっちでもいいですが、「得意」から入る方が結果は出やすいですよ。

 

 

■補足②:新卒採用をしている会社は伸び率がある会社です(出来る事が少ない社会人を育てる余力があるから)。新卒入社の就職活動で出会える会社とは、その後の転職活動では出会えない可能性は高いです。

 

あなたがもし新卒採用でどこに行こうか迷っている段階の若い世代の方でしたら、この事は理解した上で、最初の会社を選んだ方が得策です。

 

 

■補足③:なんと・・・こんな本がありました。

私が10年かけて体感した事がしっかりと言葉にされているーー(感動)!

 

 

やっぱり同じ事を考えている人っているんだな・・・。

 

そして何となく思っていても言語化する力が無いと、他の誰かにも伝わらないし、しいては誰も助けられないんだな・・・。

 

もっと勉強しよう。そう思いました。

 

この本を見つけて感動90%、悔しさ10%、って感じでした。。。

でも、本当に分かりやすい!私のモヤモヤを言葉にしてくれて有難うございます、という感謝の気持ちがやっぱり強い。オススメです。