1.信頼は「いつもの姿勢」からしか生まれない
最近、子育てで悩んでいたことがありました。
悩みの詳細は後述しますが、それを紐解いていく中で、子育ても大人同士のコミュニケーションも結局同じだなぁ、と考えさせられる出来事がありました。
何が同じかっていうと、
相手が子供だろうが大人だろうが、そもそも信頼関係がなけりゃ話になんないよね
ってこと。
信頼関係って「いつも約束を守ってくれる」とか「いつも話を否定せずに聞いてくれる」とか、結局「いつもの姿勢」から生まれるもの。
それに当てはめると、子供との信頼関係も結局「いつもの姿勢」だよなぁって。
- いつもママは遊んでくれる
- いつもママは話を聞いてくれる
- いつもママは私を好きでいてくれてる
「いつもママは私を見てくれている」という愛着形成が出来てこその信頼関係。
子育ても人との付き合い方も正解はない。
だから難しい。
正解は人の数だけある。
何が信頼に繋がるかも微妙に人によって違う。
だから難しい。
だけど、信頼や愛情は「いつもの姿勢」からしか生まれない。これはみんな一緒。
小さくて大したことない出来事ではあるけど、これからも子供と生活していく中で「信頼関係」、つまり「いつもの姿勢」を基準として考える考え方は大事だなぁと感じたので、今日はそのことについて書いていきたいと思います。
2.子供とのコミュニケーションの取り方で悩んでいたこと
何に悩んでいたかというと、
子供のテンションについていけなーい( ´-` lIl)ゲッソリ
ってことが増えて来てたこと(笑)
今娘が2歳4ヵ月になったところですが、語彙が大爆発しています。
2歳になるちょっと前からおしゃべりが上手になりだして、歌が歌えるように。そして噂の「イヤイヤ期」にも突入。
「嫌」という気持ちだけでなく「嬉しい」とか「楽しい」とか「自分はこうしたい」という気持ちをしっかりと言葉で表現出来るようになりました。
ほんと急に動物から人になったって感じ。
テンションが全解放しています、プラスにもマイナスにも。
嬉しい時も全力!
怒っている時も全力!
不満な時も全力!
常にフルMAXのテンションで気持ちを言葉にのせてぶち当たってきます。
で、問題なのが、過去のブログにも書いているんですけど、私がこういった子供の全解放されているテンションについていくのが元々苦手な人間っていうこと…(苦笑)。
いや、私も生粋の関西人なので「テンションおもしろモード」みたいなチャンネルは標準装備されてるし、割と陽気な人間なんですけど、、、ずーーっとはなかなか大変…(笑)。
かたや子供はこっちの事情おかまいなしに、常にフルMAXのテンション、、、。
まぁ幼児に限っていえば、こうやってテンション全解放でマシンガントークするのも、イヤ!!って気持ちを全力で表現するのも、ものすごく順調な成長を遂げている証拠。
だからそれを辞めさせるとか、制限させるとかは絶対にしたくない。
でも一方で、受け止められない気分の時も現実問題としてある。そういう時にどうしてあげたらいいんだー!?
という点で悩んでいました。
ママも人間だもの・・・しんどい時もあるのよ・・・疲れている時もあるのよ・・・
3.どんな工夫を取り入れたか?
結果的には、「いつもの姿勢」を見直したことで良い方向に向かっています。
娘と私の信頼関係を地道に積み重ねていこうという気持ちで、生活に『工夫』を取り入れることにしました。
どんな工夫かというと、たとえばこんな3つ。
- 園へのお迎えをあえて徒歩で行く
- 朝のメイクはダイニングでする
- いちゃいちゃタイムの回数を増やす
それぞれの詳細についてまとめてみました。
1.園へのお迎えを“あえて”徒歩で行く
保育園の送迎用に子乗せ電動自転車を買ったのですが、今は朝しか使っていません。お迎えは“あえて”徒歩で行っています。
自転車だと5分ほどの道のりですが、子供と一緒に歩いて帰ると30〜40分はかかります(笑)
落ち葉や木の実を拾ってみたり
階段を登ったり降りたり
途中のベンチでお菓子を半分こしながら休憩したり
公園ですべり台をしてみたり
子供の好奇心の赴くままに、寄り道をしっかりしながら帰ることにしています。
「1分でも早く帰って家事や育児に取り掛かりたい( ー̀罒ー́;)」
今まではそういう気持ちが強かったですが、今はこの寄り道タイムが平日の親子の大事なコミュニケーションタイムとなっています。
もちろん、この時間を作るためにそもそも家事の時短も工夫が必要。
便利家電や宅配サービスを駆使して生み出した時間を、このお迎え後の寄り道タイムに充てることにしています。
2.メイクはダイニングでする
これは賛否両論ある気がしますが、私にとっては朝のメイクタイムは親子の大事なコミュニケーションの時間になっています。
朝はどうしてもバタバタと動きがちで、じっと何分も娘の隣に座っておしゃべりに付き合う余裕がありませんでした。
であれば、嫌でも15分ほどじっとせざるを得ないメイクの時間を、あえて子供が起きてから&あえて子供の隣でやったらどうだろう?
という発想の転換で今に至ります。
最初は衛生面の観点から娘に化粧品やメイク道具の存在を認知させるのはどうなんだろう?と迷いましたが、思い切ってやってみた結果、これが意外とよかったです。
娘の最初の反応は予想どおり興味津々で「これは何だ!?」「これは?これは?」の質問攻めでした(笑)。
その時に「触っちゃダメ」ではなくて、一つ一つ「それはマスカラ」「それはアイブロー」「それはチーク」と答えて好きに触らせてあげたのですが、これが良かった様です。
「これは、ちーく!ますから!」などと喜びながらある程度自由に触ると満足し、3日目ぐらいから横で私がメイクをしてても気にする素振りもなく、メイク道具にも触らなくなりました。
触ると言っても、自分で蓋をひねって開けたりはまだ出来ないので、ちゃんと大人が見てさえいれば危険性はないんじゃないかなと思います。
今はメイク中の私の膝に娘がゴロゴロ乗ってきたり、隣にぴったりくっつきながらテレビを見ている事が多く、おしゃべりをしたり触れ合いながら、のんびり楽しく朝の準備が出来ています。
3.いちゃいちゃタイムの回数を増やす
『いちゃいちゃタイム』とはこちらです。
朝、娘が目覚めた時
夜ご飯のあと
寝る前
心に余裕がある時は、集中してイチャイチャするようにしています(笑)
ワーママ・ワーパパが、平日に子供とゆったりと過ごせる時間は限られています。そのわずかな時間の中で、出勤や登園の準備をしたり家事・育児をこなす「作業」がどうしても最優先となりがち。
子供とじっくりと触れ合える時間は一体何時間?…いや、何分?
私の場合は、この時間が全然確保出来ていなかったな、と反省しました。
忙しい時こそ家事もスマホも一旦ほったらかして思い切っていちゃいちゃした方が、その後子供のテンションがほくほくして落ち着いていることが多いです。
たった2〜3分のいちゃいちゃタイムであったとしても、子供にはしっかり伝わっていると実感しています。
4.いつもの姿勢を見直した結果、起きた変化
自分なりにいつもの姿勢を見直して子供と接していた中で嬉しい変化がありました。
その日は仕事が忙しくて、お迎えの後も凄く疲れていました。その時にテンションフルMAXで話しかけてくる娘にこう言いました。
「今日は、ママすっごくしんどいの。ちょっと休憩してもいい?」
すると、以前なら「やーだ!あそぶ!!」とご不満な表情を見せていた娘が「うん、わかった」とすんなり受け入れてくれました。
「おねつ、はかる?」と体温計を持って来て私の服の中に投げ込んでくれたり(←脇に挟むということはわからなかったみたいです笑)、「〇〇ちゃんがトントンしてあげる」と横たわる私のお腹をトントンしてくれました。
その後も一人でテレビを見たり、おもちゃで遊んだりしながら、静かに横で過ごしてくれたことがあります。
2歳と侮ることなかれ。子供と侮ることなかれ。
子供は子供なりに、よくも悪くもしっかり親の言動をいつも見ているんだな、と痛感した出来事でした。
これも、日々の「いつもの姿勢」を改善したことで、娘の中で「ママはいつも私のことを見てくれている、遊んでくれる」という安心感・信頼感が育まれてきた証拠なのかなーと、いいように解釈しています(笑)。
子供も親も人間なので、そんな綺麗ごとだけではどうにもなんない日も勿論あります。
そうやってうまく行かない日が時々あったとしても、大事なことは変わらなくて、
信頼や愛情は「いつもの姿勢」からしか生まれない。一朝一夕では築けない。
それは相手が子供だろうが大人だろうが同じこと。
これからも子供や大切な人と生活していく中で「信頼関係」、つまり「いつもの姿勢」を基準として考える考え方は大事だなぁと実感した出来事でした。
* うらりえ *