玉ねぎのあれは目にしみる。

〝考え厨〟の頭の中のキロク。

*前編*脇役ミドレンジャーでも活躍出来るスポーツ

今週のお題「好きなスポーツ」

 

今日は はてなブログのお題について書きたいと思います。

だけど思いのほか長くなったので、2回に分けて投稿します。

 

 

 

1.脇役ミドレンジャーでも活躍出来るスポーツとは

f:id:urarie:20210823081606j:plain

おれ、脇役なの・・・

 

わたしはミドレンジャーだったと思っている。

戦隊ヒーローの中でも脇役ランキング1~2位を争う地味レンジャーだ。

 

わたしは学生時代、陸上部に所属していた。

 

だけど陸上は好きじゃなかった。

仕方なく入部した。

今でもテレビで陸上競技が放映されていたとしても観ない。

陸上熱みたいなものはまったくない。

 

でも唯一、胸アツで語れる競技がある。

それが4×100mリレー。

通称「4継(ヨンケイ)」。

 

ヨンケイはすごい。

ミドレンジャーが華開くんだから。

その瞬間は今思い出しても興奮する。

弱小主人公が逆転劇をかます少年漫画を読んでいるような、そんな気分になる。

 

ヨンケイはわたしにとって特別なスポーツ。

チームプレイのバイブルみたいな存在なのだ。

 

人生とはチームプレイの連続である。

仕事や家庭、趣味、あらゆる場面でチームプレイが必要とされる。

そんな場面で実はこっそりこの時のことを思い出したりしている。

 

今日はそんなヨンケイの魅力について饒舌に語ってみる回。

よろしくどうぞ(ぺこり)。

 

 

2.ヨンケイの魅力とは

f:id:urarie:20210823081831j:plain

 

ヨンケイの最大の魅力は、ミドレンジャーでも逆転劇が起こせるところだ。

 

4×100mリレー。文字通り4人が一人ずつ100mを走る。

単純に100m走が速い4人を集めるのが勝利への近道。

アカレンジャーが4人いるチームが圧倒的に有利だ。

 

だけど粒だけ揃えても勝てない。

これがヨンケイの面白いところ。

 

素材を生かすも殺すも「戦略」と「バトンパスの技術」にかかっている。

逆に言うと「戦略」と「バトンパスの技術」次第で、総合力を底上げすることも可能な訳だ。

 

これは何を意味するか?

 

それは、ミドレンジャーでもアカレンジャー(最強エース)に勝つことができるということ。

1対1では絶対に勝てない相手でも、チームプレイでは勝利をおさめることが出来る。

これがヨンケイの最大の醍醐味。

 

 

陸上部という集団の中でアカレンジャーを4人集めることは難しくはない。

普通のクラスにアカレンジャーは4人もいない。

だけど陸上部にはアカレンジャーがゴロゴロいる。

熟練スプリンターから大型ルーキー、色んなアカレンジャーがいるのだ。

 

つまりヨンケイでミドレンジャーの出番はない。

大体ミドレンジャーは他のマニアックな競技にこっそり出場してたりするものだ。

 

そんな中なぜこんな記事を書いているかというと、ミドレンジャーがヨンケイに出場する運びになってしまったからだ。

 

陸上界には「学年別大会」というものが存在していたのだ。

全ての競技を同じ学年の選手だけで競う大会だ。

つまりヨンケイに関しても、1年生チーム、2年生チーム、3年生チームの3チームが各学校に発足される。

 

この縛りはなかなか厄介だった。

同学年という縛りの中でアカレンジャーを4人も確保するのはさすがに簡単ではない。

陸上というのは、短距離選手以外の選手もたくさんいるからだ。

駅伝、マラソン、ハードル、棒高跳び走高跳砲丸投げ円盤投げ・・・。

短距離走が苦手な選手もじつは結構いるのだ。

 

そんな中、顧問(監督)から呼び集められた4人というのが、

アカレンジャー

アオレンジャー

黄レンジャー

そして、わたしミドレンジャー

だった。

 

この時のミドレンジャーの心境

 

ミ「いや、なんでやねん」

 

 

3.各レンジャーのイメージとは

f:id:urarie:20210823082221j:plain

 

ここで一旦、私の各レンジャーへのイメージを表明しておきたい。読者の方とニュアンスがズレてしまわないように。

 

まずアカレンジャー

 

  • 圧倒的リーダー
  • 戦闘能力高め
  • 精神力も高め
  • 熱い人
  • 真っ直ぐ

 

 

続いてアオレンジャー

 

  • 隠れエース
  • 実は戦闘能力いちばん高い
  • エリート
  • でも本当は陰の努力家
  • 冷静沈着
  • オトナ

 

 

そして黄レンジャー。

 

  • 元気
  • 力持ち
  • 爆発力は最強だが持久戦に弱い
  • 頭で考えるよりとりあえずやってみる派
  • 不器用
  • 優しい

 

 

さいごにミドレンジャー

 

  • 地味
  • 強くない
  • だけど特殊能力的なのを持ってる一芸タイプ
  • 平和主義
  • 可もなく不可もなく
  • バランサー

 

(※モモレンジャーは今回お休みなので割愛)

 

 

うーん、やっぱりミドレンジャーは影がうすい(笑)。

 

先ほども書いたとおり、出来ることならば戦闘能力の高いアカレンジャー、ないしアオレンジャーだけでヨンケイチームを組みたいところである。

 

だけど実際のところそうもいかない。

学年別で区切られた小さな海に、そう都合よくアカ魚とアオ魚ばかりが泳いでいないものだ。

 

そんな訳で今回はこの4人が選ばれた。

 

「赤・青・黄・緑の4人でヨンケイを勝利せよ」

監督からの渋いミッション通達だった。

 

 

4.黄レンジャーとミドレンジャーをどう使うかが戦略の見せどころ

f:id:urarie:20210823081445j:plain

監督の戦略とは?

 

残念ながら、ヨンケイ走者として抜群の資質をもつアカレンジャーアオレンジャーだけで組めなかった我がチーム。

 

だけど監督は勝つ気だった。

黄レンジャーとミドレンジャーの弱点を補いつつ、それぞれの良さを生かす戦略があるとのこと。

 

ヨンケイの戦略とは、走順のことである。

走順とは、走る順番のこと。

これはヨンケイでめちゃくちゃ重要である。

 

この走順(戦略)を元に、試合当日に向けてバトンパスの技術を最高点まで極めていくのだ。

 

監督が選抜したこのリレーメンバーに驚きだった理由がある。

黄レンジャーとミドレンジャーは100m走のタイムが単純にトップ3・4では無かったのだ。

 

100m走のタイム順でいうと、実は他に候補が2名いた。

黒レンジャーと白レンジャーだ。

黒レンジャーは専門が100m走でもある選手。

白レンジャーは専門が100mハードル選手。

 

だけど今回は監督の戦略により、あえての黄レンジャーとミドレンジャーの採用だった。

 

ちなみに黄レンジャーは専門が砲丸投げの選手。

ミドレンジャーの専門は走り幅跳び

 

実はこの専門性にも監督の狙いがあった。

 

監督の戦略(走順)はこうだった。

 

 

この戦略でどうやって弱点を補いつつ、それぞれの良さを活かしているのか?

次の項目で順に説明していきたいと思う。

 

冒頭でも述べたが、今でも監督のこの戦略のことはよく思い出す。

「弱点克服」ではなくて「長所伸長」を大事にする自分の今の価値観の原点でもある。

 

 

次の記事へつづきます。

 

 

urarie.hatenablog.com

 

 

*うらりえ*