今週のお題「好きなスポーツ」
今日は はてなブログのお題について書きたいと思います。
だけど思いのほか長くなったので、2回に分けて投稿します。
1.脇役ミドレンジャーでも活躍出来るスポーツとは
わたしはミドレンジャーだったと思っている。
戦隊ヒーローの中でも脇役ランキング1~2位を争う地味レンジャーだ。
わたしは学生時代、陸上部に所属していた。
だけど陸上は好きじゃなかった。
仕方なく入部した。
今でもテレビで陸上競技が放映されていたとしても観ない。
陸上熱みたいなものはまったくない。
でも唯一、胸アツで語れる競技がある。
それが4×100mリレー。
通称「4継(ヨンケイ)」。
ヨンケイはすごい。
ミドレンジャーが華開くんだから。
その瞬間は今思い出しても興奮する。
弱小主人公が逆転劇をかます少年漫画を読んでいるような、そんな気分になる。
ヨンケイはわたしにとって特別なスポーツ。
チームプレイのバイブルみたいな存在なのだ。
人生とはチームプレイの連続である。
仕事や家庭、趣味、あらゆる場面でチームプレイが必要とされる。
そんな場面で実はこっそりこの時のことを思い出したりしている。
今日はそんなヨンケイの魅力について饒舌に語ってみる回。
よろしくどうぞ(ぺこり)。
2.ヨンケイの魅力とは
ヨンケイの最大の魅力は、ミドレンジャーでも逆転劇が起こせるところだ。
4×100mリレー。文字通り4人が一人ずつ100mを走る。
単純に100m走が速い4人を集めるのが勝利への近道。
アカレンジャーが4人いるチームが圧倒的に有利だ。
だけど粒だけ揃えても勝てない。
これがヨンケイの面白いところ。
素材を生かすも殺すも「戦略」と「バトンパスの技術」にかかっている。
逆に言うと「戦略」と「バトンパスの技術」次第で、総合力を底上げすることも可能な訳だ。
これは何を意味するか?
それは、ミドレンジャーでもアカレンジャー(最強エース)に勝つことができるということ。
1対1では絶対に勝てない相手でも、チームプレイでは勝利をおさめることが出来る。
これがヨンケイの最大の醍醐味。
陸上部という集団の中でアカレンジャーを4人集めることは難しくはない。
普通のクラスにアカレンジャーは4人もいない。
だけど陸上部にはアカレンジャーがゴロゴロいる。
熟練スプリンターから大型ルーキー、色んなアカレンジャーがいるのだ。
つまりヨンケイでミドレンジャーの出番はない。
大体ミドレンジャーは他のマニアックな競技にこっそり出場してたりするものだ。
そんな中なぜこんな記事を書いているかというと、ミドレンジャーがヨンケイに出場する運びになってしまったからだ。
陸上界には「学年別大会」というものが存在していたのだ。
全ての競技を同じ学年の選手だけで競う大会だ。
つまりヨンケイに関しても、1年生チーム、2年生チーム、3年生チームの3チームが各学校に発足される。
この縛りはなかなか厄介だった。
同学年という縛りの中でアカレンジャーを4人も確保するのはさすがに簡単ではない。
陸上というのは、短距離選手以外の選手もたくさんいるからだ。
駅伝、マラソン、ハードル、棒高跳び、走高跳、砲丸投げ、円盤投げ・・・。
短距離走が苦手な選手もじつは結構いるのだ。
そんな中、顧問(監督)から呼び集められた4人というのが、
黄レンジャー
そして、わたしミドレンジャー
だった。
この時のミドレンジャーの心境
ミ「いや、なんでやねん」
3.各レンジャーのイメージとは
ここで一旦、私の各レンジャーへのイメージを表明しておきたい。読者の方とニュアンスがズレてしまわないように。
まずアカレンジャー。
- 圧倒的リーダー
- 戦闘能力高め
- 精神力も高め
- 熱い人
- 真っ直ぐ
続いてアオレンジャー。
- 隠れエース
- 実は戦闘能力いちばん高い
- エリート
- でも本当は陰の努力家
- 冷静沈着
- オトナ
そして黄レンジャー。
- 元気
- 力持ち
- 爆発力は最強だが持久戦に弱い
- 頭で考えるよりとりあえずやってみる派
- 不器用
- 優しい
さいごにミドレンジャー。
- 地味
- 強くない
- だけど特殊能力的なのを持ってる一芸タイプ
- 平和主義
- 可もなく不可もなく
- バランサー
(※モモレンジャーは今回お休みなので割愛)
うーん、やっぱりミドレンジャーは影がうすい(笑)。
先ほども書いたとおり、出来ることならば戦闘能力の高いアカレンジャー、ないしアオレンジャーだけでヨンケイチームを組みたいところである。
だけど実際のところそうもいかない。
学年別で区切られた小さな海に、そう都合よくアカ魚とアオ魚ばかりが泳いでいないものだ。
そんな訳で今回はこの4人が選ばれた。
「赤・青・黄・緑の4人でヨンケイを勝利せよ」
監督からの渋いミッション通達だった。
4.黄レンジャーとミドレンジャーをどう使うかが戦略の見せどころ
残念ながら、ヨンケイ走者として抜群の資質をもつアカレンジャーとアオレンジャーだけで組めなかった我がチーム。
だけど監督は勝つ気だった。
黄レンジャーとミドレンジャーの弱点を補いつつ、それぞれの良さを生かす戦略があるとのこと。
ヨンケイの戦略とは、走順のことである。
走順とは、走る順番のこと。
これはヨンケイでめちゃくちゃ重要である。
この走順(戦略)を元に、試合当日に向けてバトンパスの技術を最高点まで極めていくのだ。
監督が選抜したこのリレーメンバーに驚きだった理由がある。
黄レンジャーとミドレンジャーは100m走のタイムが単純にトップ3・4では無かったのだ。
100m走のタイム順でいうと、実は他に候補が2名いた。
黒レンジャーと白レンジャーだ。
黒レンジャーは専門が100m走でもある選手。
白レンジャーは専門が100mハードル選手。
だけど今回は監督の戦略により、あえての黄レンジャーとミドレンジャーの採用だった。
ちなみに黄レンジャーは専門が砲丸投げの選手。
実はこの専門性にも監督の狙いがあった。
監督の戦略(走順)はこうだった。
この戦略でどうやって弱点を補いつつ、それぞれの良さを活かしているのか?
次の項目で順に説明していきたいと思う。
冒頭でも述べたが、今でも監督のこの戦略のことはよく思い出す。
「弱点克服」ではなくて「長所伸長」を大事にする自分の今の価値観の原点でもある。
次の記事へつづきます。
*うらりえ*